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<第21回>ラミネート後に穴を開ける手間なし!

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掲示用穴あきラミネートフィルム
- ※画像はA4ヨコ(商品番号:4325-5085)
ラミネートフィルムの上部に穴を空けた<掲示用穴あきラミネートフィルム>。ラミネートを掲示する際に、わざわざ穴を空ける手間が省けます。掲示物に穴が開くこともないため、きれいな状態が長持ちするメリットも。
私たちが担当しました!
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<企画担当>
好きな飲み物:コーヒー
シマリスさん(女性)
今日のランチ:お弁当
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<開発担当>
好きな飲み物:チャイ
カンガルーさん(男性)
今日のランチ:トマトパスタ
<掲示用穴あきラミネートフィルム>ができるまで
カウネットモニカ会員の皆さんがここで商品作りに参加してくれました!


掲示物をラミネートした後、どのように掲示していますか? 外に掲示する場合、フックにかけたりひもを通したりするために穴を開けると、雨の日に水などが入って掲示物が汚れてしまうことが多いんです。そのことに気づいた企画担当が考えた、掲示物を保護するアイデアとは? ラミネートに詳しい開発担当が苦労した「穴」にも注目です!
アンケートと市場調査で気づいた! ラミネートの “お困りごと” とは?

カウネットモニカ事務局: <掲示用穴あきラミネートフィルム>を企画したきっかけを教えてください。
シマリスさん(企画): ラミネートフィルムはオフィス通販「カウネット」で取り扱っている種類が多く、お客様からの需要も高い商品です。だからこそ、実際に使われているお客様が抱えている“お困りごと”もたくさんあるのではと考えて、ラミネートに関するアンケートを実施しました。すると、「(ラミネート後に)穴を開けるのが面倒だ」「屋外で掲示すると、掲示用に開けた穴から雨水が浸みて劣化しやすい」といった声があることに気がつきました。そこで、実際にラミネートフィルムが使われている現場を見て、確かめてみることにしました。
カウネットモニカ事務局: 現場を調査して、何か分かりましたか?
シマリスさん(企画): 工事現場や不動産店など、屋外での掲示物の多くが、ラミネート後に穴を開けていることが分かりました。屋外だとテープ等で張り付けるのが難しいため、フックにかけたり、ひもを通してぶら下げたりする必要があるからです。 でも、この方法だと、穴を開けた部分から雨水などが浸み込んで掲示物が劣化してしまう。実際の使用シーンを見ると、予め中に挟む掲示物の端をカットして、ラミネート後に穴から劣化しないように工夫されているものもありました。
現場での不可解な掲示方法に、改善のヒントあり!
カウネットモニカ事務局: 多くの方が、ラミネート後に開ける「穴」に苦労していることが分かったのですね。
シマリスさん(企画): 掲示物を保護したいからラミネート加工をするのに、掲示用の穴を開けたせいで掲示物が劣化するのは本末転倒な気がします。だからといって、掲示物の劣化を防ぐために手間をかけるのも効率が悪い。 なんとか改善できないかと考えた時に、以前、開発担当のカンガルーさんが「ラミネートフィルムそのものに、はじめから穴を開けておくことができるんだよ」と言っていたことを思い出したんです。ラミネートフィルムにはじめから穴が開いていれば、ラミネート加工後に穴を開けたり、掲示物をカットしたりする手間が省ける。これだ!と思いました。
カウネットモニカ事務局: 社内のコミュニケーションが役に立ったのですね。
シマリスさん(企画): はい。しかも、カンガルーさんは「穴あきラミネートフィルム」のサンプルもすでに持っていたんです! 早速、サンプルと、以前とったアンケートに寄せられた皆さんの声、自分で撮影した「ラミネート加工した掲示物の現場写真」を持って、社内の企画会議に上げました。その場で、「穴を開ける手間が省けていいね」と賛同を得て、開発に進めることができました。
意外!? 「穴」の調整はミリ単位で四苦八苦
穴の数は早い段階で2個に決定
カウネットモニカ事務局: 穴の開いたラミネートフィルムは、カンガルーさんの提案だったそうですね。
カンガルーさん(開発): 海外では、ルーズリーフのように、はじめから穴の開いたラミネートフィルムが販売されているんです。とても便利なので国内でもニーズがあるのではと感じていたので、シマリスさんの企画は嬉しかったですね。 最初に、ラミネートに開ける「穴」の数を決めました。海外で販売されている商品のようにたくさん開ければ、自分の好きな位置にフックやひもを通すことができていいかと思ったのですが、シマリスさんと相談して「必要以上に穴があると見栄えが良くない」となり、必要最小限の2個にしました。「穴」の位置についても、当初は長辺と短辺両方に付けてタテでもヨコでも使えるようにしようと考えたのですが、見栄えの問題からどちらか一辺に付けることにしました。
カウネットモニカ事務局: 「穴」の数と位置については、意外とすんなり決まったのですね。
穴の位置は数ミリ単位で細かく調整した
カンガルーさん(開発): いえ、この後ちょっと難航したんです。実際に穴を開けて掲示した時にきちんと平行になるように調整するのが難しく、何度も試作を重ねました。 しかもこの「穴」は、実際の製造工程でも手作業で開けるんです。少しでもずれると掲示した時に傾いてしまうので、上から何ミリ、左右から何ミリというように細かく規定しました。
思わぬ落とし「穴」を経て、いよいよ完成!
ラミネートフィルムに紙を挟む時、位置を合わせるのが難しい
カウネットモニカ事務局: 「穴」の仕様が決まり、次はいよいよ試作品ですか?
カンガルーさん(開発): その通りです。試作品を作って、掲示した時の見栄えは合格! ただ実際に使ってみたら、ラミネートをする前段階でつまずいたんです。私が不器用なのかもしれませんが、ラミネートに挟む紙をセットするのが難しくて。せっかく開けた掲示用の穴に紙が重なったり、紙が斜めになったり。これではラミネートを無駄にしてしまいますよね。焦りました。
カウネットモニカ事務局: 確かに、ラミネートに紙をきちんとセットするのは難しそうですね。
紙をセットしやすいL字のガイドライン
カンガルーさん(開発): そこで思い出したのが、カウコレプレミアム商品の<左右がずれないラミネートフィルム>。これはL字型の溶着部分に角を合わせることで、誰でも簡単に紙をセットできる商品なんです。同じ機能を、今回の<掲示用穴あきラミネートフィルム>にも付ければ、失敗することなくラミネート加工できて、今回のキーポイントである掲示用の穴をしっかり生かすことができます。これで、ようやく商品の仕様が完成しました。
カウネットモニカ事務局: アンケートに集まったお客様の声と、実際の使用現場から見つけた “お困りごと” を解消する<掲示用穴あきラミネートフィルム>。ラミネート後すぐに掲示できる手軽さと、穴からの劣化を防ぐ耐久性で、屋内・屋外を問わず活躍してくれそうですね。

<掲示用穴あきラミネートフィルム>の詳細・購入はこちらから!
- カウネットモニカ会員の皆さんにご協力いただいた調査結果
- 活動レポート 「掲示用穴あきラミネートフィルムA4ヨコ」の商品モニターレポート
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