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2025年12月16日

6割超が業務過多を実感!
DX時代もタスク管理は「ふせん」が約7割で圧倒的多数

業務管理と「ふせん」の活用方法を調査
コクヨグループでEコマースサービスを提供する株式会社カウネット(本社:東京都港区/代表取締役社長:宮澤 典友)は、コミュニティサイト「カウネットモニカ」会員990名を対象に「業務管理と『ふせん』の活用方法」について調査を実施し、2025年12月4日(木)に 調査結果を公開しました。 本調査では、日々の業務における情報整理やタスク管理の課題、デジタル・アナログツールの活用実態、ふせんの使い方や目的別の使い分け方などについて、回答結果をまとめています。
■調査を実施した背景
コクヨグループでは、社員のワークライフバランスの実現や多様性ある組織づくり、新たな働き方の推進を通じて、Well-being(ウェルビーイング)の向上に取り組んでいます。 働き方が多様化し、情報量も増える現代の職場においては、タスク管理や情報整理の方法も人によってさまざまであり、それぞれのスタイルに合ったツールの活用が求められています。 そこで今回は、Well-beingの視点から、デジタル・アナログを問わず日々の業務を支える管理 ツールの実態、特にふせんの使用実態や工夫について明らかにするための調査を実施しました。
■調査概要
・調査テーマ:「業務管理と『ふせん』の活用方法」
・調査期間:2025年10月9日(木)~10月15日(水)
・調査対象:「カウネットモニカ」会員の中から全国の男女合計990名
・調査方法:インターネット調査
■調査結果サマリー
・日々の仕事で業務量や情報量が多いと感じたことがある6割超。
・仕事のタスク管理ツールは「ふせん」が約7割で圧倒的多数。
・ふせん利用の最大の理由は「手軽に素早くメモしたい」7割強。
・ふせん利用者の約8割が「週1以上」使用、「ほぼ毎日」との回答も4割強。
・ふせんの貼付場所は「書類」「ノート・手帳」「PC回り」。
・ふせんの主な用途は「備忘録」「資料マーキング」「伝言メモ」など日常業務に密着。
・ふせんの「色」を使い分ける人は約半数、「サイズ」は7割強が使い分けていると回答。
■業務や情報量が多いと感じているのは、6割超。
まず、日々の仕事において業務量や情報量が多いと感じることはあるかを聞いたところ、「ある」と回答した人が22.2%、「時々ある」が44.8%で、合わせて6割超の人が業務過多を感じていることがわかりました。一方で、業務量や情報の整理が生産性向上につながると感じている人は85.3%を占めており、多くの人が課題を感じつつも前向きに対処しようとしていることがうかがえます。業務の見える化や整理整頓への関心は、ツールの活用といった日々の工夫にも反映されていると考えられます。

■タスク管理の課題は「抜け漏れの発生」が約半数。「整理の煩雑さ」「優先順位付け」「情報の散財」が上位に。
仕事のタスクや情報管理における課題として最も多く挙げられたのは、「やるべきことの抜け漏れが発生すること」(47.3%)でした。次いで、「過去の情報を探すのに時間がかかること」(37.4%)、「優先順位付けが難しいこと」(33.8%)、「情報が様々な場所に散在してしまうこと」(33.6%)といった情報の整理・把握に関する悩みが上位に挙がっています。


■仕事のタスク管理ツールは「ふせん」が約7割で圧倒的多数。
タスクや情報の整理・管理方法として最も多く使われているのは「ふせん」(68.6%)で、他の手段に比べて圧倒的に多く選ばれています。次いで「ノート」(36.2%)と続き、「手帳」も29.5%と紙のツールの活用が目立ちます。一方で、デジタルツールでは「PCのメモアプリ」(31.0%)や「タスク管理ツール」(16.3%)、「チャットツール」(10.2%)などが活用されています。また、「ホワイトボード」(13.7%)や「特になし・頭の中で記憶」(10.3%)を挙げた人も一定数おり、個人差のある管理スタイルがうかがえます。


Q. 業務のタスク管理に関して思うことがあれば自由に記載してください。
・PCなどデータ管理だと覚えられないので手帳に書くなどいまだにアナログ管理しています。
・システム手帳と、書き込み可能のカレンダーをダブルチェックに利用して使っている。その中で必要に応じてふせん、蛍光マーカーを利用している。
・OutlookのToDo機能で管理しているが、タスクの延期や不要になったタスクの削除といった管理が追いつかないことがある。
・業務のタスク管理は、ふせんも捨てがたいですが、すでに時代は電子的ツールだと思います。
・デジタル化が進んでいるけど、ふせん等のアナログツールを使用している人もまだまだ多い。両方を柔軟に取り入れることで効率化を図りやすい。
・最近はデジタルツールも便利になっていますが、やはり書くという作業も大事なので、ふせんの進化にも期待しています!
■ふせん利用の最大の理由は「手軽に素早くメモしたい」7割強。
ふせんを用いてタスクや情報を整理・管理する理由として最も多く挙げられたのは、「手軽に素早くメモしたい」(73.8%)でした。次いで「記憶を定着させたい」(41.0%)、「PC画面を気にせず常に見ておきたい」(29.0%)が続き、視覚的で物理的な存在感を活かした使い方がされていることがうかがえます。また、「複雑な情報を構造化したい」(21.7%)とする回答も2割を超えており、ふせんがアイデア整理や情報の可視化に役立つツールとして認識されていることがわかります。


■ふせん利用者の約8割が「週1以上」使用、「ほぼ毎日」との回答も4割強。
仕事でのふせんの使用頻度については、「ほぼ毎日」と回答した人が最も多く、全体の43.7%に上りました。「週に2~3回」(23.7%)、「週に1回」(9.5%)と続き、週1回以上使用している人は合計で76.9%に達します。一方、「全く使わない」とした人は6.4%にとどまり、ふせんは多くのビジネスパーソンにとって日常的な業務ツールとなっていることがうかがえます。「月に2~3回」(7.7%)や「それ以下の頻度」(9.0%)とする層も一定数おり、使用スタイルには個人差があることも示されています。


■主なふせんの貼付場所は「書類」「ノート・手帳」「PC回り」。「ホワイトボード」や「段ボール」など、情報共有ツールとしても幅広く活用。
ふせんの貼付場所として最も多かったのは「書類」(71.4%)で、次いで「ノートや手帳、カタログ類」(55.5%)、「パソコンのモニターやディスプレイ回り」(52.0%)が続きました。業務上の書類や記録物に直接貼ることで、視認性と即時性を高める使い方が主流といえます。また、「机の上」(31.7%)や「プラスチックのファイルやクリヤーホルダー」(30.1%)といった、手元で目につきやすい場所にも広く使用されているほか、「ホワイトボードや壁などの垂直な面」「段ボール」など、様々な場所やシーンで活用されていることがわかりました。目に付く場所にふせんを貼ることで、個人の記憶補助だけでなく情報の見える化や共有が進み、業務の効率化にもつながっているようです。


■ふせんの主な用途は「備忘録」「資料マーキング」「伝言メモ」など日常業務に密着。
ふせんの使用用途として最も多く挙げられたのは「備忘録・リマインダー」(60.8%)で、次いで「資料・書籍のマーキング」(54.3%)、「電話内容や伝言メモ」(53.2%)が続きました。さらに、「ファイルやノートなどの見出し」(42.2%)、「書類への追記や修正指示」(41.6%)といった業務支援的な活用も上位に入り、日常の細かな業務補助として広く活用されていることがうかがえます。


■ふせんの「色」を使い分ける人は約半数、「サイズ」は7割強が使い分けていると回答。
仕事において、ふせんの「色」や「サイズ」を使い分けているかを尋ねたところ、「色」を使い分けている人は53.7%、「サイズ」を使い分けている人は72.5%と、いずれも過半数を超える結果となりました。中でもサイズの使い分けが顕著であり、用途に応じたふせんの最適な使い分けが浸透している様子がうかがえます。一方で、「色」を使い分けていない人は46.3%、「サイズ」を使い分けていない人も27.5%と一定数存在しており、使用方法には個人差があることも明らかとなりました。


■ふせんの「色」の使い分けは「重要度」「案件別」など整理目的が中心。
ふせんの「色」をどのように使い分けているかを尋ねたところ、「仕事の重要度や緊急度で分ける」が最も多く48.6%にのぼりました。次いで「案件やプロジェクト単位で分ける」(44.1%)や、「貼る対象や貼る場所により分ける」(38.6%)が続いており、タスクの優先順位付けや作業の種類ごとの整理といった目的で色を使い分けている様子がうかがえます。


■約7割が環境に配慮した文房具を選びたいと回答。
「品質や価格が同じであれば、環境に配慮した文房具を積極的に選びたいと思うか」という問いに対し、「思う」と回答した人は69.6%と、全体の約7割を占めました。「思わない」は8.5%と少数にとどまっており、多くの人がエコ意識を持って選択行動をとりたいと考えていることがうかがえます。一方、「わからない」とした回答も21.8%あり、環境配慮の価値は理解しつつも、具体的な選択に迷いがある層も一定数存在しているようです。


<ご参考>
本調査では、6割超の方が業務過多を実感する中、約7割の方がふせんをタスク管理に活用していることが明らかになりました。また、ふせんを貼る場所は「書類」や「ノート・手帳」など紙類が上位である一方、「プラスチックのファイル」「ホワイトボードや壁などの垂直な面」「段ボール」など多岐にわたります。

カウネットでは、お客様のふせんの使い方に合わせたおすすめふせんをご紹介するコラム記事を公開しています。 「こんなところに貼りたいときはどのふせんを選んだら良い?」 迷った方はぜひコラム記事も参考にしてみてください。
コラム記事(カウネットサイト内):仕事や勉強におすすめのふせんをご紹介!使用シーン別の選び方も解説
【お問い合せ先】
報道に関するお問い合わせ先は次の通りです。
株式会社カウネット 広報担当(担当:小林・坂田)
E-mail: kaunet_pr@kaunet.net

この調査結果を引用・転載いただく際には、出典元として「カウネットモニカ」と記載してください。
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「カウネットモニカ」

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