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fb 「Well-being」の認知度は約2割、職場の健康への取組みに対して厳しい評価


2023年08月30日

「Well-being」の認知度は約2割、職場の健康への取組みに対して厳しい評価
~個人・職場の健康への取組みについての意識調査を実施~
コクヨグループでEコマースサービスを提供する株式会社カウネット(本社:東京都港区/代表取締役社長:宮澤 典友)は、コミュニティサイト「カウネットモニカ」会員1,421名を対象に「個人・職場の健康への取組みについて」と題した調査を実施し、2023年8月30日(水)に調査結果を公開しました。回答者の個人および職場の健康への取組みについてまとめております。

■調査を実施した背景について
コクヨグループでは、社員のワークライフバランスの実現や新たな働き方の推進、そしてジェンダー、障がい、国籍など多様性ある組織づくりによるイノベーション創出を通して、Well-being(ウェルビーイング)の向上を図っております。Well-being(ウェルビーイング)とは、身体の健康だけでなく、精神的にも、社会的にも幅広く良好な状態を目指すことです。 厚生労働省は、生活習慣病や運動・食事・禁煙などの改善について理解を深め、実践を促すため、9月1日から30日までの一か月を「健康増進普及月間」と定めています。そこで、企業の職場における健康への取組みの状況やそれに対する評価、個人の健康意識などを把握するために、今回の調査を実施しました。
【調査概要】
・調査テーマ:「個人・職場の健康への取組みについて」の意識調査
・調査期間:2023年7月5日(水)~7月11日(火)
・調査対象:「カウネットモニカ」会員の中から全国の男女合計1,421名
【調査結果サマリー】
・「Well-being(ウェルビーイング)」の認知度は約2割。全く知らない人が半数以上。
・定期健康診断を毎年受診している人は約8割
・職場が社員の健康づくりに取り組んでいると感じている人は約5割
・職場が社員の健康を大切にしていると回答した人は約半数。自分自身の健康に対する取組みを十分と感じている人は約4割。
・健康のために個人的に取り組んでいることは「バランスの取れた食事」が約6割
■定期健康診断を毎年受診している人は約8割
まず、定期健康診断の受診状況を聞いてみると、「毎年受診している」と回答した人が79.4%を占めました。企業は従業員に対して1年に1回健康診断を受けさせる義務があり、この調査では有職者が約8割を占めていることからこのような結果になったと考えられます。義務ではなくても、1年に1回は健康診断を受けて、自分の健康状態を把握しておくよう心がけたいですね。
■定期健康診断の主な受診項目は「血圧」「身体測定」「血液検査」「尿検査」
定期健康診断の具体的な項目では、「血圧」「身体測定」「血液検査」「尿検査」は、ほぼ全員が受診していると回答しました。年齢などによって受診項目に違いはありますが、決められた項目をきちんと受診しているように見受けられます。
■受診している定期健康診断の内容に不満を感じている人は1割以下
受診している定期健康診断の内容に対する満足度は、「やや満足している」が50.7%、「非常に満足している」が13.6%で、6割強が満足しているという結果でした。決められた項目を受診しているというケースも多いと考えられますが、不満を感じている人は1割以下と少数であることがわかりました。
■脳ドックや胃カメラなど、オプションの検診も受診する人は約4割。
定期健康診断の受診時に、脳ドックや胃カメラなど生活習慣病の予防や早期発見を目的としたオプションの検診を一緒に受診する人は、約4割という結果でした。
■約6割がオプションの検診に対して職場からの補助はないと回答
オプション検診の受診に対する職場からの補助の有無を聞いてみると、「ある」が35.1%で、約6割が「ない」と回答しました。職場からの補助があれば、受診に前向きになれる人も増えるかもしれません。
■「Well-being(ウェルビーイング)」の認知度は約2割。全く知らない人が半数以上。
最近ビジネス的な側面からも注目されている「Well-being(ウェルビーイング)」という言葉について、その意味を提示した上で知っているかどうかを聞いてみたところ、「知っている」と回答した人が9.6%、「大体知っている」が9.4%で、認知度は約2割という結果でした。「聞いたこともないし、知らない」と回答した人が52.4%と半数以上を占め、まだまだ浸透していない状況が明らかになりました。
■職場が社員の健康づくりに取り組んでいると感じている人は約5割
職場が社員の健康づくりに積極的に取り組んでいると思うかどうかについては、「取り組んでいる」との回答が46.8%、「取り組んでいない」が44.1%で、ほぼ同程度という結果でした。企業による社員の健康づくりへの取組みはまだあまり進んでいないのが現状と言えそうです。
■社員の健康づくりへの取組みは「ストレスチェックの実施」「産休や育休制度の推進」「禁煙への取組みの推進」
職場が社員の健康づくりに取り組んでいると回答した人に、その具体的な内容を聞いた結果では、「ストレスチェックの実施」「産休や育休制度の推進」「禁煙への取組みの推進」が上位でしたが、いずれも3~4割程度でした。産休や育休、禁煙などは対象者が限られるため、誰でも参加しやすいもの、利用しやすいものなどが、増えていくと良いのではないでしょうか。
Q. あなたの職場で、社員の健康のために取り組んでもらいたい事があれば教えてください。(自由記述)

・コロナ以降中止していたラジオ体操を復活してほしい
・不定期で良いので、ストレッチやヨガの教室など開催されると嬉しい。
・スポーツジム費の補助金
・ストレスチェックを行って欲しいです。 悩み相談などもないので、心身ともに健康になれるように、快適な職場づくりをやっていただきたいです。
・脳ドッグやがん検診(血液検査で出来るもの)など、健康保険組合で対象外の検診を受けさせて欲しい。
■職場が社員の健康を大切にしていると回答した人は約半数。自分自身の健康に対する取組みを十分と感じている人は約4割。
職場が社員の健康を大切にしているかどうかについては、約半数が大切にしていると感じていると回答しました。一方、自分自身の健康に対する取組みについては、十分だと感じている人は約4割で、もっと取組むべきだと感じている人が約6割と多数派であることがわかりました。
Q. あなたご自身の健康に関する取り組みについて、そのように回答した理由を教えてください。(自由記述)

・(十分感じる)毎日8000歩以上歩いたり、ホットヨガにも通って、体を動かす習慣がある。毎朝体重と体脂肪チェックをしている。食事の記録をしている。タバコは吸わない。お酒は週末のみ。 ・(十分感じる)質の良い睡眠が出来ている。食欲あり。 歌って喋って笑って且つ心配事を傾聴してくれる仲間に恵まれている。
・(まあまあ感じる)週一でウォーキングするようにしている。あとはなるべく歩くようにしている。ので、まぁまぁ十分かな?
・(まあまあ感じる)塩分を控える、健康的な食事のバランス、適度な運動などを心掛けている。
・(あまり感じない)週に一度は運動をしたいと思っているが、なかなか実行できないので。
・(あまり感じない)栄養バランスのいい食事をなかなか用意できないため。
・(まったく感じない)やりたいとは思っているが、時間に追われて1日が終わってしまうので。
・(まったく感じない)年間終業日数や通勤時間含め仕事への拘束時間が長くなってしまい、ジムに行ったり、自炊や家事に避ける時間が減っていて以前よりも健康に不安を感じている
■健康のために個人的に取り組んでいることは「バランスの取れた食事」「適度に体を動かす」「リラックスできる時間をもつ」
健康を意識して個人的に取組んでいることについては、「バランスの取れた食事をとる」58.3%で最も高く、「適度に体を動かす」53.6%、「リラックスできる時間をもつ」44.5%と続きました。食事と運動、そして休息で心身ともに健やかな毎日を過ごしたいですね。
Q. あなたが今後、個人的に健康を意識して取り組みたい事があれば教えてください。(自由記述)

・加齢と共に健康不安が増して来るので、ジムに通うなど、専門家の力を借りて健康維持をしていきたい。
・定期な運動とバランスの取れた食事に、取り組んでいきたいと思います。
・がん検診だけは、2年に1回くらいは受ける。体調がおかしいと感じたら、なるべく病院に行く。
・やはり 就寝前のお茶タイム(お菓子を含む)が元凶だと思いますので この悪しき習慣を断ちたい。
・体と心のストレスをためないよう休憩時間を取ること、体を動かすようにし、活動的に過ごすことを心がける。
<調査概要>
調査方法 :インターネット調査
調査対象 :全国の男女(「カウネットモニカ」会員)
有効回答数:1,421名
調査時期 :2023年7月5日(水)~7月11日(火)
調査実施 :株式会社カウネット カウネットモニカ事務局
【お問い合せ先】
報道に関するお問い合わせ先は次の通りです。
株式会社カウネット 「カウネットモニカ事務局」
E-mail info@kaunetmonika.com

この調査結果を引用・転載いただく際には、事前にご連絡の上
下記を出典元として記載してください。
「カウネットモニカ」

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