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2024年04月25日

生成AIを使用できる環境の職場は約2割
現在は使用できない職場の約7割が今後の使用に意欲的

~ChatGPTなどの生成AIツールについての意識調査を実施~
コクヨグループでEコマースサービスを提供する株式会社カウネット(本社:東京都港区/代表取締役社長:宮澤 典友)は、コミュニティサイト「カウネットモニカ」会員1,365名を対象に「ChatGPTなどの生成AIツールについて」と題した調査を実施し、2024年4月25日(木)に調査結果を公開しました。「AI」に対する関心や、「ChatGPT」という言葉の認知、生成AIの利用状況等の回答結果をまとめております。


調査を実施した背景について
コクヨグループでは、データやテクノロジーの活用による既存の課題解決や新たなビジネスの創出を目指し、スキルの習得と活用に向けたコクヨグループ社員向けのデジタル人材教育・実践プログラム「KOKUYO DIGITAL ACADEMY(コクヨ デジタル アカデミー)」を2023年6月に開校するなど、デジタル人材の育成を強化しております。その中で生成AIの基礎とプロンプトの研修プログラム「文系AI塾」や課題の解決を通して実践力を身に付ける「GPT-Lab」など生成AIを活用するための人材育成も推進しております。 今回は、ビジネスや日常の場での生成AIの活用実態を把握するため「生成AI」をテーマに調査を実施しました。
調査概要
・調査テーマ:「ChatGPTなどの生成AIツールについて」の意識調査
・調査期間:2024年3月18日(月)~3月24日(日)
・調査対象:「カウネットモニカ」会員の中から全国の男女合計1,365名
・調査方法:インターネット調査
調査結果サマリー
・約7割がAI(人工知能)に関心があると回答。
・職場がChatGPTなどの生成AIツールを使用できる環境であると回答した人は約2割。
・職場がChatGPTなどの生成AIツールを使用できる環境であると回答した人の中で、
「使っている」と回答した人は約3割。使用していない人が約7割と多数。
・職場の生成AIツールの導入に対する取り組みについて、「特に何もしていない、わからない」と回答した人が8割以上。
・約50%が職場の生成AIツール導入について「不安は感じない」と回答。
・職場がChatGPTなどの生成AIツールを使用できない環境であると回答した人の中で、
今後使用できる環境になったら、使いたいと回答した人が約7割。
・普段の生活(趣味やプライベート)でChatGPTなどの生成AIツールを「使っている」と回答した人は約1割。
・今後、普段の生活でChatGPTなどの生成AIツールを活用していきたいと回答した人が約7割。
■約7割がAI(人口知能)に関心あり
まず、AI(人口知能)についてどの程度関心があるかを聞いてみたところ、「とても関心がある」が19.0%、「やや関心がある」が50.8%で、約7割の人が関心を持っていると回答しました。関心の高さがうかがえる結果ですね。
■AIのイメージは5割以上がポジティブと回答
AIに関して、ポジティブorネガティブ、みなさんどちらのイメージを持っているのでしょうか。結果は「ポジティブ」との回答が12.1%、「どちらかといえばポジティブ」が39.5%で、5割以上の人がポジティブな印象を持っていることがわかりました。一方、ネガティブな印象と回答した人は16.1%にとどまり、まだまだ未知な部分の多いAIですが肯定的にとらえている人が多数のようです。
■「ChatGPT」の認知率は9割以上
代表的な生成AIツール「ChatGPT」の認知については、「知っている」が20.7%、「大体知っている」が26.4%、「聞いたことはあるが、あまり知らない」43.9%まで含めると、認知率は9割以上という結果でした。日本でリリースされてまだ約1年ですが、急速な広がりが感じられます。
■生成AIを使用できる環境の職場は約2割
職場がChatGPTなどの生成AIツールを使用できる環境かどうかを聞いてみると、「使用できる」が12.0%、「限定的に使用できる」が10.2%で、約2割が使用できる環境であることがわかりました。生成AIツールの導入にはまだ慎重な企業が多い様子がうかがえます。
■使える環境だけど使っていない人が多数
職場で生成AIツールを使用できると回答した人に、実際に仕事で使用しているかと聞いてみたところ、「使っている」と回答した人は32.3%に留まりました。「使ったことはあるが、今は使っていない」が20.8%で、「使っていない」が46.9%を占め、現状使用していない人が約7割という結果でした。
■生成AIの活用方法は「文章の要約、データ抽出、文字起こし」「言語関連作業」
生成AIをどのような業務で使用しているかについては、「文章の要約、データ抽出、会議録の文字起こし」が51.0%、次いで「多言語翻訳など、言語関連作業」35.7%でした。今後はさらに活用範囲が広がっていくのではないでしょうか。
■生成AIツール導入に対する職場の姿勢は、まだまだ慎重な様子
職場の生成AIツール導入に対する姿勢については、積極的との回答が約2割、消極的が4割弱で、「どちらともいえない」とした人が43.4%と多数を占めました。今後の状況を見てから検討するといったところでしょうか。
■職場の生成AIツール導入に対する取り組みについて、「特に何もしていない、わからない」が8割以上
職場の生成AIツール導入に対する取り組みについて聞いてみたところ、「特に何もしていない、わからない」と回答した人が81.6%と大多数を占めました。「AI関連の勉強会や研修を行っている」が約1割で、導入に向けての取り組みについてもまだこれからといった様子です。
■約50%が職場の生成AIツール導入について「不安は感じない」と回答
職場の生成AIツール導入について、不安に感じることを聞いてみたところ、「不安は感じない」と回答した人が48.5%を占めました。その他、具体的な不安としてあがったのは「AIから得られる情報の信頼性」30.0%、次いで「セキュリティーリスク」が25.1%、「責任の所在が不明確になる」20.3%でした。実際に使用する職場のみなさんは不安よりも期待の方が大きいのかもしれません。
■約7割は今後使用できる環境になったら使いたい
現状の職場は生成AIが使用できない環境であると回答した人に、今後使用できる環境になったら使ってみたいかと聞いてみると、「積極的に使いたい」が7.1%、「必要に応じて使いたい」が60.3%で、約7割が使いたいと回答しました。生成AIツールの活用について前向きな姿勢が見受けられますね。
■普段の生活で生成AIを使用している人は約1割
普段の生活(趣味やプライベート)で生成AIを使用しているかどうかについては、「使っている」と回答した人は10.6%でした。約9割が使っていないのが現状です。
Q.前問の回答について、その理由があれば教えてください。
・(使っている)こちらが聞いたことに対する答えだけでなく、それについてのアドバイスまでくれるので。
・(使っている)どんどん進化するので、興味から試している。
・(使ったことがあるが、今は使っていない)試しに絵を描いてみたが、使い方のコツがつかめなかった。
・(使ったことがあるが、今は使っていない)少し使ってはみたが、文章や絵など学習していく段階で集めたデータの著作権的に問題はないのかとふと疑問に思い、今は様子見をしています。
・(使っていない)どういう時に使うのかまだよくわかっていない。また使い始めは慣れるのに時間がかかると思うため、ならば今まで通りで良いのではと考えるので。
・(使っていない)個人でするとなると、セキュリティが不安。
Q.あなたが普段の生活(趣味やプライベート)で、ChatGPTなどの生成AIツールをどのように使っているのか教えてください。
・SNS投稿のたたき台を作ってもらったり 架空のプロフィールやストーリーを楽しむ。画像生成では美女を作成してみたりしている。
・何を調べれば良いのかわからなく、そのとっかかりを調べるのに使用している。
・親族へのお祝いに添える手紙を書く際に、ある程度テンプレートを作ってもらっている。
・難しいニュース内容などを箇条書きでまとめてもらったり、難解な英文を、意味を崩さないまま易しい英語にしてもらうなどで利用しています。
■約7割が今後は普段の生活で生成AIを活用したい
今後、普段の生活で生成AIを活用していきたいかと聞いてみると、「積極的に使いたい」が8.1%、「必要に応じて使いたい」が57.8%で、約7割が活用していきたいと回答しました。これからAIがますます身近になり、私達の生活をより便利にしてくれることを期待したいですね。
Q.最後に、あなたがAI全般やChatGPTなどの生成AIツールについて、思っていることがあれば教えてください。
・今後はAIの時代となってくるのかなと思うと、どうなるのか興味や楽しみな部分があります。現在も自分はChatGPTを使っているので、それ以外のツールも使ってみようと思います!
・メリット、デメリット、両方をしっかりと勉強し、納得してから使いたいと思います。場合によっては、デメリットの方が怖くて使わない選択をする方が良いかもしれないとも思います。
・時代の流れというか、新しい分野のことなので、わからないことも多いのですが、なんか楽しい。生活が便利になって楽しくなれば良いことなのではないかと思う。
・著作権をはじめとする法整備が全く整っていない中、技術だけが進歩してしまっている現状にとても不安を抱いている。
・AI関連に対して消極的な人が多いが、キチンと便利さや危うさを理解して適材適所で使用していけば、とても便利な機能だと思う。わざわざ手間と時間を掛けずに処理出来るに越したことはないので、今後どんどん広まって欲しいと思う。
【お問い合せ先】
報道に関するお問い合わせ先は次の通りです。
株式会社カウネット 「カウネットモニカ事務局」
E-mail info@kaunetmonika.com (10時~16時、月~金) 藤田・齊藤

この調査結果を引用・転載いただく際には、事前にご連絡の上
下記を出典元として記載してください。
「カウネットモニカ」

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