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2024年06月24日
約7割が職場における環境問題への積極的な取り組みを期待
~身近な環境問題への取り組みについての意識調査を実施~
(※)従来の3R(リデュース、リユース、リサイクル)の取組に加え、資源投入量・消費量を抑えつつ、ストックを有効活用しながら、サービス化等を通じて付加価値を生み出す経済活動であり、資源・製品の価値の最大化、資源消費の最小化、廃棄物の発生抑止等を目指すもの。
出典:令和3年版「環境・循環型社会・生物多様性白書」(環境省)
調査を実施した背景について
コクヨグループは、循環型社会への貢献をマテリアリティのひとつに掲げ「多くのパートナー、顧客と共に循環を生み出し、捨てない社会をリードする」というアウトカム実現に向け活動をしています。 未来のために今コクヨが必要と考える資源循環のためのコンセプトを「SUTENAI CIRCLE」と定め、その取り組みを発信していく中で、今回、職場や個人における環境意識や活動の実態を把握することを目的に調査を実施しました。
調査概要
・調査テーマ:「身近な環境問題への取り組みについて」の意識調査
・調査期間:2024年5月10日(金)~5月16日(木)
・調査対象:「カウネットモニカ」会員の中から全国の男女合計1,295名
・調査方法:インターネット調査
・調査テーマ:「身近な環境問題への取り組みについて」の意識調査
・調査期間:2024年5月10日(金)~5月16日(木)
・調査対象:「カウネットモニカ」会員の中から全国の男女合計1,295名
・調査方法:インターネット調査
調査結果サマリー
・職場において環境問題を意識した行動や取り組みが増えてきたと感じている人は44.7%、個人の生活においてそれらの増加を感じている人は62.9%。職場より個人の方が2割程度高い。
・職場は環境問題への取り組みを積極的に行っていくべきと回答した人は約7割。
・「サーキュラーエコノミー」という言葉の認知度は約半数。
・6割以上が各企業のサーキュラーエコノミーへの取り組みに関心あり。
・サーキュラーエコノミーを認知している有職者において、自身の職場でのサーキュラーエコノミーに関する商品の回収やリサイクルなどへの参加状況は、「参加している」が16.5%、「参加を検討している」が17.6%。
・約半数が今後サーキュラーエコノミーの取り組みに積極的に参加したいと回答。
・職場において環境問題を意識した行動や取り組みが増えてきたと感じている人は44.7%、個人の生活においてそれらの増加を感じている人は62.9%。職場より個人の方が2割程度高い。
・職場は環境問題への取り組みを積極的に行っていくべきと回答した人は約7割。
・「サーキュラーエコノミー」という言葉の認知度は約半数。
・6割以上が各企業のサーキュラーエコノミーへの取り組みに関心あり。
・サーキュラーエコノミーを認知している有職者において、自身の職場でのサーキュラーエコノミーに関する商品の回収やリサイクルなどへの参加状況は、「参加している」が16.5%、「参加を検討している」が17.6%。
・約半数が今後サーキュラーエコノミーの取り組みに積極的に参加したいと回答。
■環境問題を意識した行動や取り組みが増えてきたと感じる割合は、職場より個人の方が2割程度高い。
まずは、環境問題を意識した行動や取り組みが、最近増えてきたと感じるかどうか、職場と個人それぞれについて聞いてみました。結果は、増えてきたと感じるとの回答が、個人では62.9%なのに対して職場は44.7%で、約2割程度の開きがありました。 普段の生活の様々なシーンで、環境のことを意識したり実際に行動したりすることが多いのではないでしょうか。
まずは、環境問題を意識した行動や取り組みが、最近増えてきたと感じるかどうか、職場と個人それぞれについて聞いてみました。結果は、増えてきたと感じるとの回答が、個人では62.9%なのに対して職場は44.7%で、約2割程度の開きがありました。 普段の生活の様々なシーンで、環境のことを意識したり実際に行動したりすることが多いのではないでしょうか。
■約8割が環境問題について関心あり
では、そもそも環境問題に対する個人の関心度はどの程度なのでしょうか。「とても関心がある」が21.2%、「やや関心がある」が61.9%で、約8割の人が関心ありと回答しました。環境問題は非常に身近になっている様子がうかがえます。
では、そもそも環境問題に対する個人の関心度はどの程度なのでしょうか。「とても関心がある」が21.2%、「やや関心がある」が61.9%で、約8割の人が関心ありと回答しました。環境問題は非常に身近になっている様子がうかがえます。
■職場の環境意識は高い方だと感じている人は約3割
職場の環境配慮への意識については、「高い」が6.6%、「どちらかと言えば高い」が24.1%で、合わせて約3割が、自身の職場の環境意識は高い方だと感じていることがわかりました。個人的な関心度と比較すると、職場の意識向上にはまだ課題があると言えそうです。
職場の環境配慮への意識については、「高い」が6.6%、「どちらかと言えば高い」が24.1%で、合わせて約3割が、自身の職場の環境意識は高い方だと感じていることがわかりました。個人的な関心度と比較すると、職場の意識向上にはまだ課題があると言えそうです。
■約7割が職場は環境問題への取り組みを積極的に行っていくべきだと回答
自身の職場が環境問題への取り組みを積極的に行っていくべきだと思っているかどうかについては、「とても思う」が20.8%、「やや思う」が48.8%で、約7割が行っていくべきだと回答しました。意識の向上と共に、具体的な取り組みも求められています。
自身の職場が環境問題への取り組みを積極的に行っていくべきだと思っているかどうかについては、「とても思う」が20.8%、「やや思う」が48.8%で、約7割が行っていくべきだと回答しました。意識の向上と共に、具体的な取り組みも求められています。
Q. あなたの職場で、環境へ配慮し取り組んでほしいと思うことがあれば、具体的に教えてください。
・印刷物を減らしていますが、会議資料などはさらに削減できると思います。また、産業廃棄物のための分別がされていませんが、せめてプラスチックゴミくらいは分けても良いかと思います。
・紙や印刷コストばかりに目を向けられているが、無理なスケジュールによる無駄な輸送コスト(輸送に起因するCO2発生)が多くかかっていると思うので、その原因解析と対策を見える化してほしい。
・作業現場での廃材の段ボールや梱包用のロープなどは全てゴミとして処分されてしまっているようなので、他のリサイクル方法に利用されればもっと良いと思いました。
・ちょっとしたことだけど職員の意識を高めてほしい。そういう研修をしてほしい。
・印刷物を減らしていますが、会議資料などはさらに削減できると思います。また、産業廃棄物のための分別がされていませんが、せめてプラスチックゴミくらいは分けても良いかと思います。
・紙や印刷コストばかりに目を向けられているが、無理なスケジュールによる無駄な輸送コスト(輸送に起因するCO2発生)が多くかかっていると思うので、その原因解析と対策を見える化してほしい。
・作業現場での廃材の段ボールや梱包用のロープなどは全てゴミとして処分されてしまっているようなので、他のリサイクル方法に利用されればもっと良いと思いました。
・ちょっとしたことだけど職員の意識を高めてほしい。そういう研修をしてほしい。
■「サーキュラーエコノミー」という言葉の認知度は約半数
循環型経済を意味する「サーキュラーエコノミー」という言葉を知っているかどうかについて、解説文を提示した上で聞いてみたところ、「知っている」が5.5%、「大体知っている」が12.4%、「聞いたことはある」と回答した人は約3割で、認知度は約半数という結果でした。比較的新しい言葉ですが、環境問題への関心とともに認知度の高まりが感じられます。
循環型経済を意味する「サーキュラーエコノミー」という言葉を知っているかどうかについて、解説文を提示した上で聞いてみたところ、「知っている」が5.5%、「大体知っている」が12.4%、「聞いたことはある」と回答した人は約3割で、認知度は約半数という結果でした。比較的新しい言葉ですが、環境問題への関心とともに認知度の高まりが感じられます。
■サーキュラーエコノミーに関する情報入手経路は「テレビやラジオのニュース」「新聞・雑誌」
サーキュラーエコノミーの認知者に、どこからサーキュラーエコノミーに関する情報を得ることが多いかと聞いてみたところ、「テレビやラジオのニュースで」が62.6%、次いで「新聞・雑誌」が36.0%でした。マスメディアからの情報で目にしたり、興味を持ったりといった様子がうかがえます。
サーキュラーエコノミーの認知者に、どこからサーキュラーエコノミーに関する情報を得ることが多いかと聞いてみたところ、「テレビやラジオのニュースで」が62.6%、次いで「新聞・雑誌」が36.0%でした。マスメディアからの情報で目にしたり、興味を持ったりといった様子がうかがえます。
■6割以上が各企業のサーキュラーエコノミーへの取り組みに関心あり
様々な企業が行っているサーキュラーエコノミーへの取り組みについては、「とても関心がある」が11.4%、「やや関心がある」が50.1%で、約6割が関心ありと回答しました。サーキュラーエコノミーは企業が製品を生産する段階で、資源の回収や再利用を前提として進めていくことが求められます。企業の取り組みに対して個人が協力し一緒に進めていく活動ですので、この結果からは企業への期待も感じられるようです。
様々な企業が行っているサーキュラーエコノミーへの取り組みについては、「とても関心がある」が11.4%、「やや関心がある」が50.1%で、約6割が関心ありと回答しました。サーキュラーエコノミーは企業が製品を生産する段階で、資源の回収や再利用を前提として進めていくことが求められます。企業の取り組みに対して個人が協力し一緒に進めていく活動ですので、この結果からは企業への期待も感じられるようです。
■職場でのサーキュラーエコノミーに関する商品の購入はまだまだこれから
サーキュラーエコノミーを認知している有職者に、自身の職場でサーキュラーエコノミーに関する商品を購入しているかを聞いてみたところ、「購入している」と回答した人は17.4%でした。「購入していない」「わからない」との回答がそれぞれ約4割で、企業の取り組みが広がり、対象の商品が増えると職場での購入促進につながるのではないでしょうか。
サーキュラーエコノミーを認知している有職者に、自身の職場でサーキュラーエコノミーに関する商品を購入しているかを聞いてみたところ、「購入している」と回答した人は17.4%でした。「購入していない」「わからない」との回答がそれぞれ約4割で、企業の取り組みが広がり、対象の商品が増えると職場での購入促進につながるのではないでしょうか。
Q. あなたの職場で購入しているサーキュラーエコノミーに関する商品はどのようなものがありますか?思いつくものがあれば教えてください。
・ユニフォームがペットボトルのリサイクル素材になっています。
・再生プラスチックのボールペンや、再生紙の付箋、詰替え用の利用など。
・コピー用紙は再生紙を利用しています。
・ペットボトルは再生プラスチックのものを使用する。
・ユニフォームがペットボトルのリサイクル素材になっています。
・再生プラスチックのボールペンや、再生紙の付箋、詰替え用の利用など。
・コピー用紙は再生紙を利用しています。
・ペットボトルは再生プラスチックのものを使用する。
■商品の回収やリサイクルなどへの参加、現状は少数派
サーキュラーエコノミーの認知者に、サーキュラーエコノミーに関する商品の回収やリサイクルなどへの参加状況について、職場と個人それぞれについて聞いてみました。結果は、職場では、「参加している」が16.5%、「参加を検討している」が17.6%で、合わせて34.1%となり、個人では「参加している」が35.0%でほぼ同数でした。まずは再利用に向けての活動から参加するのも良いですね。
サーキュラーエコノミーの認知者に、サーキュラーエコノミーに関する商品の回収やリサイクルなどへの参加状況について、職場と個人それぞれについて聞いてみました。結果は、職場では、「参加している」が16.5%、「参加を検討している」が17.6%で、合わせて34.1%となり、個人では「参加している」が35.0%でほぼ同数でした。まずは再利用に向けての活動から参加するのも良いですね。
■約半数が今後サーキュラーエコノミーの取り組みに積極的に参加したいと回答
最後に、今後身近に参加できるサーキュラーエコノミーの取り組みがあれば積極的に参加したいか、と聞いてみると、「そう思う」が13.4%、「ややそう思う」が38.6%で、約半数が参加したいと回答しました。環境問題に対する関心が高まっていく中で、企業が進めるサーキュラーエコノミーの活動に参加する機会が増えていくことに期待したいですね。
最後に、今後身近に参加できるサーキュラーエコノミーの取り組みがあれば積極的に参加したいか、と聞いてみると、「そう思う」が13.4%、「ややそう思う」が38.6%で、約半数が参加したいと回答しました。環境問題に対する関心が高まっていく中で、企業が進めるサーキュラーエコノミーの活動に参加する機会が増えていくことに期待したいですね。
Q. 環境問題やサーキュラーエコノミーに関して、ご意見などあれば教えてください。
・参加しやすいこと、目につくところに活動があること、が何より重要だと思います。楽に、自然にできることが最優先であるので。
・使い捨てコンタクトレンズのケースを寄付しています。あまり知名度がないので、もっと活動が広がればいいなと思います。
・もともと江戸時代までは循環型で、直して使うことや廃棄されるものを農産物の資源に利用したりしていたので、そういったことが当たり前になればいいと思います。
・各企業がもっと一般的にわかりやすく広く発信するべきだと思う。政府が後押しをして、企業に義務化させても良いと思う(しているものもあるのかも知れませんが)。
・環境問題は関心があるが、価格が高いとなかなか手が出ない実情がある。
・参加しやすいこと、目につくところに活動があること、が何より重要だと思います。楽に、自然にできることが最優先であるので。
・使い捨てコンタクトレンズのケースを寄付しています。あまり知名度がないので、もっと活動が広がればいいなと思います。
・もともと江戸時代までは循環型で、直して使うことや廃棄されるものを農産物の資源に利用したりしていたので、そういったことが当たり前になればいいと思います。
・各企業がもっと一般的にわかりやすく広く発信するべきだと思う。政府が後押しをして、企業に義務化させても良いと思う(しているものもあるのかも知れませんが)。
・環境問題は関心があるが、価格が高いとなかなか手が出ない実情がある。
報道に関するお問い合わせ先は次の通りです。
株式会社カウネット 「カウネットモニカ事務局」
E-mail info@kaunetmonika.com (10時~16時、月~金) 藤田・齊藤
この調査結果を引用・転載いただく際には、事前にご連絡の上
下記を出典元として記載してください。
「カウネットモニカ」