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カウコレプレミアム<第3回> 手が痛くならないから、掃除がラクに!

今回紹介する商品はこちら
軽い力でしぼれる雑巾

軽い力でしぼれる雑巾

※商品番号:4285-1295
雑巾をしぼる時に手が痛くなったり、水をしぼりきることが難しい。そんな “お困りごと” から生まれたのが、輪っか状になった雑巾に指を入れてねじることで、従来よりも軽い力で水を切ることができる<軽い力でしぼれる雑巾>です。輪になっているので、両面使いができて、作業効率もアップします。
※テレビで紹介されました※
・NHKおはよう日本「まちかど情報室」
・テレビ東京WBS「トレたま」
Before After Before After

私たちが担当しました!

企画担当

<企画担当>
アルパカさん(女性)

好きなお菓子:たけのこの形をしたチョコレート菓子
今日のランチ:うどん
開発担当

<開発担当>
リスさん(女性)

好きなお菓子:ナッツ類
今日のランチ:手作りのお弁当

<軽い力でしぼれる雑巾>ができるまで

カウネットモニカ会員の皆さんがここで商品作りに参加してくれました!

流れ 流れ

筒型形状になった雑巾の輪っかの部分に、両手の指を入れてねじるだけ。少しの力で、とてもラクにしぼることができる雑巾が誕生しました。
「しぼる時に力がいるので手が痛くなる」という “お困りごと” から企画がはじまったこの商品。企画担当の思いとは? 開発担当のひらめきとは?
今回は<軽い力でしぼれる雑巾>についてご紹介します。

水を吸った雑巾は、しぼると手が痛い。皆さん共通の悩みに着目
アンケートに回答

  • アルパカさん(企画)
  • 水を吸った雑巾は、しぼると手が痛い

カウネットモニカ事務局:こんにちは、カウネットモニカ事務局です。
今回ご紹介するのは、従来よりも少ない力で軽くしぼることができる、新しいタイプの雑巾です。“雑巾のしぼりやすさ”に着目するという、これまでにはなかった発想で、2018年6月の発売以来、ご好評をいただいています。
企画担当のニックネーム・アルパカさんに、改めてこの雑巾を作るきっかけを聞きました。

アルパカさん(企画):もともと雑巾はよく売れる商品です。カウネットモニカ会員の皆さんの声からも、さまざまな職場で、雑巾が日常的に使われていることがわかっていました。
そのため以前から、雑巾で何か皆さんのお役に立てる商品を作ることができればいいなあという思いを持っていました。

そんな時に、カウネットモニカ会員の皆さんから寄せられたコメントの中に、「雑巾をしぼる時に力がいるので手が痛くなる」という声を見つけたんです。

カウネットモニカ事務局:確かに、雑巾をしぼるのはけっこう力がいりますね。

アルパカさん(企画):そうなんです。コメントを見て、私自身も、小学生の時に同じように感じていたことを思い出しました。
特に冬場の雑巾絞りは、水が冷たいのもあって手が痛かったなあ…と。
それで、社内のメンバーに話を聞いたところ、やはり多くのメンバーが同じような悩みを経験していたことがわかりました。

女性はもちろん、男性からも共感の声が続々。皆さんの声に応えたいという思いから企画がスタート

  • 軽い力でしぼれる雑巾

カウネットモニカ事務局:「雑巾をしぼる時に手が痛くなる」というのは、社内のメンバーの共通認識だった、というわけですね?

アルパカさん(企画):はい、お客様の “お困りごと” が、みんなの胸にストンと落ちた感じで、「確かにね」「そうだよね」という反応が次々に出てきました。
それで、「雑巾をしぼる時の手の痛さが軽減される商品」の企画を出したところ、社内の会議でも「その視点は面白い」「こういう、お客様のちょっとした気持ちに応えることが、カウネットの商品づくりの考え方にマッチしているね」という意見をいただきました。

私が今まで手掛けた商品の中でも、この<軽い力でしぼれる雑巾>は、お客様からの “お困りごと” に「応えたい」という私自身の思いに対して、周囲からの共感がすぐに得られた点で、印象深い商品です。

カウネットモニカ事務局:当初、主なターゲットは女性を考えられていたようですが、予想以上に男性の共感も得られたそうですね。

アルパカさん(企画):ちょっと意外な気もしましたが、女性だけでなく男性社員からも、「わかるわかる」、「確かにそうだね」と共感してくれる人がほとんどで、嬉しかったですね。
多くの共感を得られたことで、この「しぼる時の手の痛みが解消される雑巾」という商品企画は、トントン拍子に進みました。

実現は無理かも。難航を極めた開発の苦悩

  • リスさん(開発)
  • リスさん(開発)

カウネットモニカ事務局:着眼点の面白さが評価されて、スムーズに企画が通った<軽い力でしぼれる雑巾>を引き継ぎ、開発を担当したのはニックネーム・リスさんでしたね。リスさんは最初にこの企画を受け取った時、どう感じましたか?

リスさん(開発):企画としては大いに共感しましたが、いざ実現となると、無理かも知れないと思いました。
最初に話を聞いた時、並行して複数の商品の開発を担当していたのですが、その中でこの雑巾は一番の難題だなと…。

まず気になったのは、「軽い力」をどのようにして実現したらいいのか、ということです。人によって「軽さ」の感じ方は違うので、みんなに軽いと感じてもらうにはどうしたらいいのか…。

「雑巾をしぼる時に手が痛くなる」というお悩みは理解できましたし、それを解消する商品があったらいいなという気持ちはよくわかるのですが、実際にそれを作るとなった時、本当にできるのかどうか…。
目の前に大きな壁が立ちはだかるような感じでした。

カウネットモニカ事務局:その壁をどのようにして越えていったのでしょうか?

リスさん(開発):いったん「軽さ」から離れて、まず、雑巾をしぼる時の手の痛みを軽減させるために、雑巾を柔らかい素材にしたらいいのではないかと考えました。

普通、雑巾の素材は綿100%です。綿は、手触りとしてはけっこう硬いんですね。でも、そこに少し化学繊維を加えることで、しなやかさと柔らかさが出るんです。そこでいくつかの化学繊維を検討して、ポリエステルを20%混ぜることにしました。

ただ、それだと「しぼる時に痛くない雑巾」にはなりますが、「軽い力でしぼれる雑巾」にはなりません。そこで次に考えたのが、母や祖母がどうやって雑巾をしぼっていたのか、ということでした。

開発のヒントは意外なところに!

  • リスさん(開発)

カウネットモニカ事務局:なるほど! 雑巾をよく使っていた世代の方たちに着目したのですね。確かに今の私たちよりも、お母さん・おばあちゃん世代のほうが圧倒的に雑巾を使っている回数は多いでしょうね。

リスさん(開発):そうなんです。そこで、文献などの資料をあたって、おばあちゃん世代が実際にどんなふうに雑巾をしぼっていたのか、調べてみました。すると、ちょっと面白いことがわかったのです。

おばあちゃん世代は、そもそも、拭き掃除をする時に雑巾を使わず、長いタオルを使っていたらしくて。
そしてタオルを洗ったあとは、半分に折って水道の蛇口などに掛けて固定し、反対側からねじることで水気をしぼっていたようです。
その後、私自身の親にも聞いてみたところ、私の祖母も、そのようにしてタオルをしぼって拭き掃除をしていたことがわかりました。

さらに、握力の弱い高齢者や、手が不自由な方々が同じ方法で拭き掃除をしている事例があることもわかりました。自分でも実際に試したところ、確かに「ねじる」方法は、「しぼる」よりも少ない力で水を切ることができました。
こうして、開発のヒントを得ることができたんです。

長方形の形は変えず、ねじりやすい形状とは。女性が使いやすいサイズにも配慮

  • 軽い力でしぼれる雑巾
  • リスさん(開発)

カウネットモニカ事務局:「ねじる」ことに着目し、大きく前進したんですね。輪っかにする、という特徴的な形状は、どのように思いついたのでしょうか?

リスさん(開発):「ねじり」の力を使ってしぼると、手の力はかなり軽減されることがわかりました。では、実際にどんな形にしたらねじりやすいのか考えました。
おばあちゃんたちは長いタオルをそのまま蛇口にねじりつけていたわけですが、私が担当しているのは職場で使う雑巾ですし、やはり従来の長方形からは離れすぎないほうがいいのだろうと思いました。

長方形の形は変えず、そこにどうやってねじる要素を入れようか…と考えて、浮かんだのが「輪っかにする」ことでした。輪っか=筒型形状にしたら、中に手を入れることができて、ねじりやすくなりますよね。

カウネットモニカ事務局:確かにそうですね。ちなみに、大きさはどう決めたのでしょう?

リスさん(開発):男性に比べて力が弱い女性に使っていただくことを想定して、いくつかサイズを検討しました。
あまり大きいサイズになると、ねじる回数が増えるので、それは避けました。また、通常の雑巾のサイズ20×30センチからも離れすぎず、かつ手が入りやすいサイズ感を検討して、最終的に14×23センチに落ち着きました。

筒状にしたことで、思いがけないメリットも

  • 軽い力でしぼれる雑巾

カウネットモニカ事務局:この筒型形状の雑巾、輪っかの中に指を入れてねじると、本当にラクにしぼることができます。
リスさん自身、当初は実現不可能かもしれないと思っていた<軽い力でしぼれる雑巾>の試作品が、見事に完成したわけですね。達成感もひとしおだったのではないでしょうか?

リスさん(開発):そうですね。でも、周りの反応を見るまでは、やはり不安でした。私としては筒型形状というベストな形にたどり着いたと思っていましたが、「みんなはどう思うかな?」と心配もありました。
でも、社内のメンバーに見てもらうと、最初はその形に「へぇー」と驚いて、そのあとで実際にねじってみて「これはいいね!」と喜んでくれました。企画担当のアルパカさんも、驚きつつ「とてもしぼりやすいね!」と言ってくれました。

カウネットモニカ事務局:「しぼりやすい」以外のメリットもあったようですね。

リスさん(開発):私はねじりやすさを一番に考えてこの雑巾を作ったのですが、筒型形状にしたことで、輪っかをひっくり返して、表、裏×2の「4面が使える」という点にたくさんの方から反響がありました。
確かに、しぼるのが苦手な人にとっては、しぼる回数は少ないほうがいいわけですから、4面使える分しぼる回数が減り、作業効率もよくなりますよね。

実際に使っていただいたお客様からも、「しぼるのがとってもラクになった」という感想をたくさんいただいています。また、しぼるのが苦手な特別支援学校の生徒さんが自分の力でしぼれるようになった、という喜びの声もいただいき、本当に嬉しい限りです。

  • Before

    支援学校の生徒は雑巾をしぼることが苦手な生徒も多いので、最後に教師が雑巾をしぼりあげるようにしていました。母は手に痛みが走るため、雑巾をしぼる際に苦労しています。

  • 矢印矢印
  • After

    生徒が自分の力で雑巾をしぼることができるようになりつつあります。母は痛みを感じずに雑巾をしぼることができました。

(※カウネットモニカ「活動レポート」より引用。実際にモニターしていただいた方の投稿)

カウネットモニカ事務局:企画担当のアルパカさんは、「最初に“雑巾をしぼる時に力がいるので手が痛くなる”というお声を届けてくださったお客様に“できましたよ!”と、お伝えしたいです!」とも語ってくれました。
NHKおはよう日本「まちかど情報室」やテレビ東京WBS「トレたま」でも紹介され、話題になりました!
今年もそろそろ大掃除の季節がやってきます。この<軽い力でしぼれる雑巾>で、「しぼる」ではなく、「ねじる」を体感していただきたいです!

矢印

<軽い力でしぼれる雑巾>の詳細・購入はこちらから!

カウネットモニカ会員の皆さんにご協力いただいた調査結果
活動レポート 「軽い力でしぼれる雑巾 10枚入り 」 の商品モニターレポート
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