トップページ > 商品開発ストーリー > <第7回> 鏡に映して一秒チェック! ミスなくきれいに押印
<第7回> 鏡に映して一秒チェック! ミスなくきれいに押印
ただしく押せるスタンプ台 ミスらん
- 商品番号:4325-9533
スタンプ台のフタ裏にミラーがついた<ただしく押せるスタンプ台 ミスらん>。印面を鏡に映し出すことで、印鑑の天地はもちろん、数字の羅列などもしっかり確認でき、押し間違いを防止。作業効率がグッと上がること間違いなしです。 - ※テレビで紹介されました※
・NHKおはよう日本「まちかど情報室」
私たちが担当しました!
<企画担当>
好きな飲み物:カフェオレ
シベリアンハスキーさん(男性)
今日のランチ:明太ポテトパン
<開発担当>
好きな飲み物:コーヒー
しまうまさん(女性)
今日のランチ:サンドイッチ
<ただしく押せるスタンプ台 ミスらん>ができるまで
カウネットモニカ会員の皆さんがここで商品作りに参加してくれました!
印鑑や日付スタンプなど、うっかり押し間違えることはありませんか? 瞬時に判断するのが難しい数字について、押し間違いが多く、修正が面倒という声もあります。そんな “お困りごと” を一発解消するスタンプ台がどのように誕生したのか、「ありそうでなかった」企画が生まれてから、商品が完成するまでをご紹介します。
すでにロングセラー商品だったスタンプ台に着目。その意外な理由とは
カウネットモニカ事務局:もともと、スタンプ台はカウネットの人気商品だそうですね。
シベリアンハスキーさん(企画):はい。カウネットのなかでもロングセラー商品で、お客様からのニーズが高いんです。「じゃあ、付加価値を高めれば皆さんに喜んでいただけるんじゃないか?」と思ったのが、企画のきっかけです。そこでまず、スタンプ台に関する “お困りごと” のアンケートをとることにしたのですが…。
カウネットモニカ事務局:アンケート実施にあたり、何か問題があったのですか?
シベリアンハスキーさん(企画):実は、私がいる部署では、普段ネーム印くらいしか使いません。スタンプ台を使う機会が少ないので、押印作業の “お困りごと” といってもピンと来なくて。早速、印鑑や日付スタンプを使うことが多い経理部にヒアリングしたところ、「押印ミスをすると修正が面倒だ」という声を聞くことができました。また、日付や金額など、回転させて数字を合わせるタイプの印鑑で押し間違いが多いことも発覚。例えば「2と5」「6と9」の数字は印面を目で確認しづらく、押し間違いをしやすいという “お困りごと” の実態が見えてきたのです。
社内調査+カウネットモニカ会員の皆さんからのアンケート結果が、企画を後押しする力に!
カウネットモニカ事務局:なるほど。現場の声を聞いてからアンケートを実施したのですね。
シベリアンハスキーさん(企画):ある程度 “お困りごと” を想定した上でアンケートに進めたので、その後の流れがスムーズになりましたね。アンケート結果は、社内で調査した時と同じ傾向でした。「印鑑の向きを間違えてしまったり、キレイに押せない」と回答した方が58%、「印鑑の内容を押す前に確認するのが面倒」と回答した方が23.7%と、具体的な “お困りごと” が見えてきたんです。カウネットモニカ会員の皆さんの声を確認できたことが、企画化への後押しになりました。
カウネットモニカ事務局:カウネットモニカ会員の皆さんに感謝ですね!
シベリアンハスキーさん(企画):その通りです! また、社内でヒアリングした際に、印鑑や日付スタンプなどの押し間違いを防ぐために、押印前には毎回、印面を確認しているというのを知って。この、毎回確認する動作が無駄だなあ、省きたいなと思いました。どうしたらスムーズに確認できて正しく押せるのか。普段は縁遠かった印鑑や日付スタンプなどに毎日触れるようになって、天地はそのままで左右だけが反転するもの…、「鏡だ!」とひらめきました。
斬新な発想が会議で大好評! ユニークで覚えやすいネーミングも◎
カウネットモニカ事務局:会議用に、鏡を付けた手作りの試作品を持参したそうですね。
シベリアンハスキーさん(企画):色々な店舗に通って、アイデアを練りました。スタンプ台に鏡を付けるとして、場所としては、フタの裏側が最適だなと感じていたので、そこに収まりそうな鏡を買い集めては試作を繰り返しました。そんなある日見つけたのが、たまたま買った旅行用のミニサイズの鏡でした。なんと、私が持っていたスタンプ台のフタの裏にぴったりすぎるほどハマったんです! それを社内の会議で「こんな商品を作りたいんです」とお披露目したところ、「なんだこれ? 面白い!」ということで、開発へのGOサインをもらいました。
カウネットモニカ事務局:ネーミングも面白いですね。名付け親はシベリアンハスキーさん(企画)ですか? ミスしないから「ミスらん」ということですよね。
シベリアンハスキーさん(企画):いいえ、これは先輩の案です。どの商品も、名前は部署内で意見を出し合って投票で決めるのです。この関西の言葉っぽいユニークな名前が、ユニークな発想の延長にある感じで気に入っています。
新たなる挑戦!スタンプ工場が仰天した前例のない加工。
カウネットモニカ事務局:シベリアンハスキーさん(企画)の試作品をもとに、開発が進められたわけですね。
しまうまさん(開発):完成形に近い試作品を手渡されたので、作りたいイメージはものすごく伝わってきました。ただ、スタンプ工場の体制的に厳しい部分もあるなというのが率直な印象でした。というのも、スタンプ台を製造するラインの関係上、製造途中で新たな作業工程を加えるのが難しいんです。実際にスタンプ工場に試作品を持っていくと、「スタンプ台に鏡を? どうして?」と、かなり驚かれました。
カウネットモニカ事務局:そうなんですね。では、スタンプ工場探しはかなり難航したのですか?
しまうまさん(開発):そうなんです。スタンプ工場としては、長年続いている製造工程を変えることに大きな抵抗があることですから、すんなりと協力していただくのが難しいことは、承知していましたが、断られるたびにへこみましたね。それでもあきらめずにプレゼンを続けていると、「初めは驚いたけど、面白いね」と共感してくれる工場が出てきました。前例のない加工を受け入れてくれた上、ミラーシート探しにも親身に協力いただけて、本当に感謝しています。
意外と傷つきやすく、ゆがんで映るミラーシートに四苦八苦。解決策は…
カウネットモニカ事務局:ミラーシートにも、こだわりがあったのですか?
しまうまさん(開発):スタンプ台のフタの裏に貼るため、厚みは限りなく薄い必要がありました。でも、あまりに薄すぎると、印面を映した時にゆがんで見えたり、使っているうちにミラーシートに傷がついて印面を確認しづらくなってしまう難点があるんです。「これは!」と思うミラーシートを見つけてきては、何度も試作品を作っていただきました。
そして試作品が届くたび、シベリアンハスキーさん(企画)と印面の映り具合を確認したり、スタンプ台を逆さに置いてインキが漏れないか実験をしたり…。そうしてようやく、納得できる商品になりました。
カウネットモニカ事務局:カウネットらしい、ちょっとした工夫で誕生した<ただしく押せるスタンプ台 ミスらん>。使っていただいたお客様からも「鏡で容易に確認できることから、日付の押印間違いを事前に防止できました」など、喜びの声をいただいています。
便利でユニークなこのアイテム、ぜひ一度使ってみてください。
<ただしく押せるスタンプ台 ミスらん>の詳細・購入はこちらから!
- カウネットモニカ会員の皆さんにご協力いただいた調査結果
- 活動レポート 「ただしく押せるスタンプ台 ミスらん」の商品モニターレポート
- 商品の購入はこちらから (別サイトが開きます)
- カウネット(個人のお客様もご注文できます)
カウネットモニカ会員の皆さんと作った商品は、他にもたくさん!
- 商品開発ストーリー バックナンバーはこちらから ↓
- 商品開発ストーリーTOPに戻る