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カウネットモニカ発 「カウコレ」プレミアム新商品誕生 商品開発 ストーリー カウネットモニカ発 「カウコレ」プレミアム新商品誕生 商品開発 ストーリー

カウコレプレミアム<第9回>ケーブル類の無法地帯をすっきりきれいに整理整頓!

今回紹介する商品はこちら
Katazukケーブル壁面収納

Katazukケーブル壁面収納

※画像は大サイズ(商品番号:4325-9519)
本体内部に複数のケーブルやコードを巻き付けられ、フタで隠して収納できる<Katazukケーブル壁面収納>。マグネット仕様なので、スチール面に貼り付けて使うことも可能。実用的なうえ、すっきりとしたデザインで、机周りをきれいに保てます。
Before After Before After

私たちが担当しました!

企画担当

<企画担当>
シベリアンハスキーさん(男性)

好きな飲み物:カフェオレ
今日のランチ:野菜炒め定食
開発担当

<開発担当>
カピバラさん(男性)

好きな飲み物:赤ワイン
今日のランチ:愛妻弁当

<Katazukケーブル壁面収納>ができるまで

カウネットモニカ会員の皆さんがここで商品作りに参加してくれました!

流れ 流れ
今回は、カウネットモニカ会員の皆さんから数多く寄せられた「パソコンの裏側や机の下で絡まるケーブル」の投稿写真が企画のきっかけとなった商品です。それらの写真から企画担当が気づいた “お困りごと” と、その対策とは? 開発担当がひらめいた絶妙なカタチとは? 見た目はシンプル、だけど一度使えば手放せなくなる有能アイテムの誕生に迫ります。

“お困りごと”の投稿写真に隠れていた、「ある共通点」とは
写真で投稿 アンケートに回答

  • 企画担当のシベリアンハスキーさん
    企画担当のシベリアンハスキーさん

カウネットモニカ事務局:今回の企画では、カウネットモニカ会員の皆さんからの投稿写真がきっかけだったそうですね。

シベリアンハスキーさん(企画):カウネットモニカには、職場に関する写真を投稿していただく「声をかたちに委員会」というコーナーがあるんです。その時も、皆さんが職場でどのような “お困りごと” を抱えているのか、投稿された写真をチェックしていました。すると、(職場で)「片付けられない場所は?」「掃除しにくい場所は?」といったテーマで投稿された写真の中に、電話機のコードやパソコンのケーブル類が、頻繁に映り込んでいることに気がつきました。ある時はパソコンの裏側に、ある時は机の足元に。整理されていないケーブル類がごちゃごちゃと絡まり合って、押し込められていたんです。

カウネットモニカ事務局:確かに、電話機のコードやパソコンやケーブルって、ぐちゃぐちゃになりやすいですよね。

シベリアンハスキーさん(企画):私も職場でよく見る光景だなと思いましたね。さらに投稿をさかのぼると、「デスク周りはどんな環境ですか?」のというテーマにも、同様の写真が投稿されていました。「書類が片付きません」「デスクが混乱してます」といったコメントと一緒に投稿された写真にも、デスクの奥に絡まったケーブル類が写っていました。

なぜ市販のケーブルボックスは使われていないのか?その理由とは…。

  • 実際に「声をかたちに委員会」に寄せられた写真
    実際に「声をかたちに委員会」に寄せられた写真

カウネットモニカ事務局:これは何とかしたくなりますね。

シベリアンハスキーさん(企画):そうなんです! 私自身が比較的きれい好きなこともあり、すっきり整理したいという使命感がむくむくとわいてきましたね(笑)。しかも、ケーブル関係の写真はとにかく多くて。ということは、それだけ多くの方がケーブルを収納するアイテムを必要としているはずだと、まず仮説を立てました。 予想通り、ケーブルを収納するアイテムはすでに市販で売られているものにありました。と同時に、皆さんがそれらのアイテムを活用していない事実も分かったんです。 「片付かないケーブル類に困っている。にもかかわらず、収納アイテムを使っていないのはなぜだろう? 使わない・買わない理由を探れば、新しい商品の企画が生まれるかもしれない。」そう思いました。

カウネットモニカ事務局:なるほど! 皆さんが、市販のケーブルボックスを使わない・買わない理由を見つけて、解消すればいいと考えたのですね。答えは見つかりましたか?

シベリアンハスキーさん(企画):見つけました! 以前別のアンケートで、「デスクが狭くなってきている」という声が多く集まっていたことを思い出したんです。そこで改めて市販のケーブルボックスを見るとサイズが大きく、最近のコンパクトなデスクには置くスペースがないため、買っても使えないことが判明しました。

あるサンプルとの偶然の出会いで見えてきた、そのカタチ

  • Katazukケーブル壁面収納
     
  • 裏側に貼られたマグネット部分
    裏側に貼られたマグネット部分

カウネットモニカ事務局:投稿写真とアンケート、カウネットモニカ会員の皆さんの声の合わせ技で、企画が進んでいったのですね。スペースの問題はどう解消したのですか?

シベリアンハスキーさん(企画):置けない場所にスペースを生み出せば、ケーブル類を片付けられるはずだと思いました。 ちょうどその頃、付き合いの長いマグネットメーカーさんから、「何かに使えれば…」とマグネット製品のサンプルをいくつかいただきました。その中のひとつに、コップのような形をした透明の容器がありました。側面にマグネットが付いているので、中に物を入れて、机などのスチール製品にペタッとくっつけることができるんです。そのサンプルと自分の足元を見ているうちに、ビビッときました。コレだ! と。

カウネットモニカ事務局:マグネット製品ですか?

シベリアンハスキーさん(企画):カウネットモニカ会員の皆さんの多くがスチール製のデスクとワゴンを使っていることはアンケートで確認済みだったので、そのサンプルのように、ケーブルをひとまとめにできる入れ物にマグネットを付けて、机のサイドにペタッと貼り付けてみようと。そうすれば邪魔にならないし、足元がすっきりして掃除もしやすい。ケーブル収納にマグネットをつけるという形が見えてきました。

“ケーブルを隠したい”。視点をずらすことで、イメージが固まった

  • Katazukケーブル壁面収納
  • Katazukケーブル壁面収納

カウネットモニカ事務局:ここでアイデア豊富なベテラン開発担当、カピバラさんにバトンが渡ったわけですね。

カピバラさん(開発):恐縮です(笑)。シベリアンハスキーさん(企画)から、透明のコップのようなサンプルを引き継ぎました。ただ、このサンプルではピンとこなかったんです。というのも、ケーブルをすっきりと収納したいのに、そのサンプルでは丸見え。フタもないからホコリをかぶりそうだし。 そこで「収納」ではなく「隠す」という方向に、見方を変えてみました。それでふと頭に浮かんだのがキーボックスです。キーボックスというのはフタがついていて、開けると複数の鍵を収納できるように、いくつかのフックがある。このフックにケーブル類を巻き付けるようにすればいいんじゃないかと考えました。

カウネットモニカ事務局:なるほど、キーボックスですか。それはいいアイデアですね!

  • フック10個

    フックが10個 きつい、ケーブル同士がぶつかる →コードに負担がかかる

  • 矢印矢印
  • フック6個

    フックを6個にして、位置をずらす ゆるい、ケーブル同士がぶつかりにくい →コードに負担がかかりにくい

カピバラさん(開発):ただ、大まかな形は決まったものの、実際にできあがるまでは試行錯誤の連続でした。 例えばケーブルを巻き付けるためのフックですが、当初はたくさんある方がいいだろうと、縦に2個×5列で、計10個つけていました。が、たくさんあるとフックとフックの感覚が狭いため、ケーブルを巻く時に指が隣のフックにぶつかって巻きにくい。そのうえ、巻き付けたケーブル同士がフックの間でぶつかるから、長さのあるケーブルを巻き取ることができず、当初の「ケーブルをすっきり収納」する目的を達成できない…。長さのあるケーブルをしっかり巻き取れる余裕と、巻く作業のしやすさという2点を重視して、シベリアンハスキーさん(企画)と協議を重ねた結果、上3本、下3本を少しずらして配置する形になりました。

「これは何?」くらいがちょうどいい。職場になじむシンプルさ

  • 使いやすさを考えたL字のフタ
    使いやすさを考えたL字のフタ
  • ミリ単位でこだわり抜いた接合部分
    ミリ単位でこだわり抜いた接合部分

カウネットモニカ事務局:フックの位置ひとつにも、試行錯誤があったのですね。ほかに苦労した点はありますか?

カピバラさん(開発):フタの形状ですね。当初はフラットな板のような形状で本体の上に乗せてフタをするような想定をしていましたが、これだと本体とぴったり合わせることが難しいと感じました。そこで、L字型に変えて本体の片側に引っかけるようにしてみました。するとフラットな板状だったときとは違って位置がピタッと決まったんです。さらにフタの中央に指を引っかけるための穴を開けることで、よりフタの付け外しが簡単になりました。

  • Before

    <before> フラットな板のフタ →ぴったりはめるのが難しい

  • 矢印矢印
  • After

    <After> L字のフタ →スライドさせてピタッとはまる。

カウネットモニカ事務局:確かに、穴に指を入れると片手でパカッと取り付けられますね。L字型だから安定してはめられます。

カピバラさん(開発):フタと本体の接合部分にも工夫があるんですよ。当初、フタと本体両方にマグネットを付ける予定でしたが、そうすると、磁力が強すぎてフタを開け閉めする際に力がいることが分かりました。そこで、メーカーの方にアドバイスをいただきながら、マグネットを付けるのはフタだけにして、本体には薄い鉄板を取り付けることにしました。 実はこの工程が、地味に一番苦労したところです(笑)。フタと接合する本体型の部分(※イラストの青字部分)に、白い鉄板テープを貼り付けるだけ…なのですが、ここに大きな課題がありました。 ケーブル類を「すっきり」収納するための見た目のスマートさと、開け閉めしやすいけれどきちんと留まる強度を両立させるために、テープの厚みと幅をミリ単位で調整したんです。また、お客様の安全性も考慮して、何度も何度も試行錯誤を繰り返しました。 最終的には、端正な形のボックスに着地できてよかったです。ケーブルを隠すという意味で、個人的には、この四角い箱っぽいけれど何か分からない感じがいいのかなと思っています。

カウネットモニカ事務局:確かに、ぱっと見た印象は「これは何に使うもの?」と疑問に感じるスクエア型ボックスです。でもその正体は、ケーブル類をまとめて隠してくれる<Katazukケーブル壁面収納>。本体とフタの角は全体的に丸みがあるのも企画・開発担当のこだわり。デザイン的にも柔らかみが出るし、使っていてケガをしないように配慮した結果だそうです。皆さんの “お困りごと” をピンポイントで解決してくれる、「カウコレ」プレミアム商品の誕生ですね。職場で気になるケーブル類の絡まり予防として、効果的な対策になりそうです。

矢印

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