トップページ > 商品開発ストーリー > <第10回>特許出願中!高さが1/2になり最後まで取り出しやすい!

カウネットモニカ発 「カウコレ」プレミアム新商品誕生 商品開発 ストーリー カウネットモニカ発 「カウコレ」プレミアム新商品誕生 商品開発 ストーリー

カウコレプレミアム<第10回>特許出願中!高さが1/2になり最後まで取り出しやすい!

今回紹介する商品はこちら
輪ゴム 取り出しやすい変身BOX

輪ゴム 取り出しやすい変身BOX

※画像は#16サイズ(商品番号:4320-0245)
上蓋が大きく開いて取り出しやすい、カウコレプレミアム商品<輪ゴム 箱入り オープンタイプ>。大容量だから、輪ゴムを日常的にたくさん使う医療や福祉の現場で重宝されています。ただ、箱自体も高さがあるため、「中身が減ると取り出しにくい」という “お困りごと” がありました。そこでリニューアルされたのが、<輪ゴム 取り出しやすい変身BOX>です。上蓋を切取り、4つの側面を折り重ねることで、箱の高さが半分に変身。最後まで取り出しやすくなりました。
リニューアル前 リニューアル後 Before After

私たちが担当しました!

企画担当

<企画担当>
モモンガさん(女性)

好きな飲み物:カフェラテ
今日のランチ:お弁当
開発担当

<開発担当>
豆柴さん(男性)

好きな飲み物:炭酸水
今日のランチ:ハンバーガー

<輪ゴム 取り出しやすい変身BOX>ができるまで

カウネットモニカ会員の皆さんがここで商品作りに参加してくれました!

流れ 流れ

人気の商品でも、より使いやすく、価値のあるものに。そんな思いから、カウネットではすでに販売しているオリジナル商品をリニューアルすることがあります。今回は、輪ゴムを日常的にたくさん使う調剤薬局などの医療現場で重宝されている<輪ゴム 箱入り オープンタイプ>を、中身が減っても使いやすい商品に改良。「カウネットモニカ会員の皆さんと一緒に商品づくりをしたい」という、カウネットらしさが詰まった今回のリニューアル。担当者の熱意から生まれた特許出願中のアイデアとは? リニューアルならではの苦労にも迫ります。

皆さんの声に耳を傾け、ヒット商品をさらにブラッシュアップ!
商品モニター

  • 従来品の<輪ゴム 箱入り オープンタイプ>
    従来品の<輪ゴム 箱入り オープンタイプ>

カウネットモニカ事務局: 今回は既存商品のリニューアルということですが、きっかけは何だったのですか?

モモンガさん(企画): 現在、カウネットで販売している<輪ゴム 箱入り オープンタイプ>は大容量で、日常的に輪ゴムをたくさん使う方向けの商品です。商品レビューでは「上蓋がガバッと開くから、テーブルの真ん中に置いて数人で使う時も取り出しやすく、作業がはかどる」「箱入りで収納しやすい」などの好評をいただくロングセラー商品ですが、まだ改善点があるのではないかと、カウネットモニカ会員の皆さんの声に再び耳を傾けることにしたのです。

  • 輪ゴム 取り出しやすい変身BOX

カウネットモニカ事務局: 現状に満足せず、皆さんの声をさらに深掘りしたのですね。

モモンガさん(企画): すでに売れている商品をブラッシュアップするには、今まで以上に皆さんの声が重要になります。より使いやすく、より便利に改良することで、もっと皆さんのお役に立ちたい、喜んでいただきたい。そんな気持ちがありました。 ただ、もともとの商品の評価が良い分、ハードルも高いんですよね。売り上げに対するプレッシャーも相当感じました。そこで、とにかく皆さんの声を聞こうと、カウネットモニカサイトのモニターレポートにじっくりと目を通しました。その中で見つけたのが、「量が減ってくると取り出しにくい」という声でした。

「箱のサイズ変更」という新発想が生まれた瞬間

  • 輪ゴム 取り出しやすい変身BOX

カウネットモニカ事務局: 新たな “お困りごと” に気がついたのですね。

モモンガさん(企画): はい。一方で、モニターレポートを通じて、「大容量であること」「取り出しやすい箱であること」は、皆さんに好評だと再確認できました。そこで、これまでの良さはそのままに、量が減っても取り出しやすい工夫を加えようと考えました。

  • ヒントになった<間伐材紙コップ スマート収納BOX入>
    ヒントになった<間伐材紙コップ スマート収納BOX入>

カウネットモニカ事務局: どんな工夫でしょうか?

モモンガさん(企画): 最初に考えたのは、輪ゴムを使用して量が減ったら、その分だけ箱を小さくする、という案です。これは、カウネットですでに販売している<間伐材紙コップ スマート収納BOX入>がヒントになりました。<間伐材紙コップ スマート収納BOX入>は、紙コップの残量に合わせて、箱のサイズを変えられるアイテムです。中身が減ったら箱の上部を切り取り、箱の高さをコンパクトにできるんです。 この仕組みを輪ゴムの箱に応用してはどうか。残量が半分になった時、箱の高さを半分にすれば取り出しやすいはずだと考えました。

カウネットモニカ事務局: 確かに、高さが半分になれば、量が減っても取り出しやすいですね。社内での反応はどうでしたか?

モモンガさん(企画): 箱を小さくするという案には多くの賛同を得ました。ただ、どのようにして箱を小さくするか、が課題でした。<間伐材紙コップ スマート収納BOX入>よりも、さらにスムーズに箱をかぶせることができないかを考えました。どうしたものかと悩み、開発担当の豆柴さんに相談しました。

手書きのスケッチが解決の糸口に…

  • 手書きのスケッチ
    手書きのスケッチ

カウネットモニカ事務局: 企画担当のモモンガさんから相談を受けた時、どんな印象を持たれましたか?

豆柴さん(開発): 実は…最初は取り出しやすければ、箱のサイズはそのままで構わないのではと思いました。そこで、サイズはそのままで、最後まで取り出しやすくなる工夫をいくつか試してみたのですが、上手くいかず…。モモンガさんの案通りに箱の高さを変える方が取り出しやすそうだと思い直しましたね(笑)。それに、使ううちに箱のサイズが半分になるのは画期的だし、インパクトもある。トライする価値があると思いました。

カウネットモニカ事務局: モモンガさんとのアイデアがぴったり重なったんですね。そこから、どうやって今の形になったのでしょうか。

豆柴さん(開発): できるだけ簡単に、キレイに、箱の高さを変えられる仕様を検討しました。最初に、自分でいくつかスケッチを描いて、あれこれ検討したんです。 その中から、段ボールなどのフタを閉じる時のように、箱の側面を折りたたんで高さを半分にする、という案が浮かんできました。これだけだと、箱を折りたたんだ時に輪ゴムの取出し口がありません。そこで、箱の側面に切取り線を入れることにしました。この部分を切り取ってから箱を折りたたむと、箱の上部に自然と取出し口が現れるようになるんです。 これなら手間が少なく、最後まで取り出しやすい。「いける!」と思いました。

  • 試作品
    試作品

カウネットモニカ事務局: なるほど!箱を折りたたむと、新しい取出し口ができる仕組みなんですね。企画の当初からは大きく形が変わった試作品を見て、モモンガさんはどう感じましたか?

モモンガさん(企画): 「新しいアイデアが出てきました!」と聞いて、驚きました。実際に試作品を見せてもらった時は、「素晴らしい!」の一言です! 企画段階での課題を解決してくれたと感じました。豆柴さんの斬新な発想をより活かしたいとワクワクしながら、次の段階となる箱のデザインに取りかかりました。

箱の良さを生かすデザインは、皆さんからの投票で決定!
その場で投票

  • 実際にカウネットモニカ会員の皆さんに投票していただいた時のデザイン案
    実際にカウネットモニカ会員の皆さんに投票していただいた時のデザイン案
  • グラフ

カウネットモニカ事務局: 一般的な輪ゴムのパッケージとは違った、おしゃれなデザインですよね。

モモンガさん(企画): 視覚的にも「箱の高さが半分になること」を伝えたくて、箱の側面を2トーンカラーにしました。柄は、輪ゴムがモチーフ。

また、今回は企画当初から、最終的なデザインの決定にカウネットモニカ会員の皆さんの声を反映したいと考えていたので、「カウネット」モニカでかんたんアンケートを実施しました。2つのデザインのうちどちらが良いかを聞く内容だったのですが、結果を見るとデザインに関する意見に加えて、「ピンク色の箱を作ってほしい」という声がたくさん届いていました。これにはびっくり! 全く予想していなかったことでしたが、考えてみれば、輪ゴムをよく使う調剤薬局などの医療現場にはやわらかいピンク色が好まれますよね。 皆さんの声から、デザインだけでなく色も重要なのだと気づき、急きょ、予定していた色とピンク色を差し替えました。商品を開発する途中段階で皆さんの声を反映できる、そんな場があって良かったと、つくづく感じた出来事でした。

輸送試験と切り取り検証を繰り返して導き出した、絶妙なミシン目

  • 輪ゴム 取り出しやすい変身BOX

カウネットモニカ事務局: カウネットモニカ会員の皆さんの声でパッケージデザインが決まりました。決まった案を見て、豆柴さんはどう思われましたか?

豆柴さん(開発): 箱の下半分は輪ゴムの色なんですよね! モモンガさんがこだわった2トーンカラーで、箱を半分の大きさにした時に見た目のイメージも変わるのが面白いと感じました。

カウネットモニカ事務局: 箱の仕様とデザインが決まり、いよいよ完成ですか?

豆柴さん(開発): いえ、実はここからが正念場でした。箱を半分に折りたたむためには、箱の側面にミシン目を入れる必要があります。このミシン目の大きさを決めるのが厄介でした。 ミシン目が細かいと切り取りやすい反面、箱の強度が下がります。すると配送時に箱が破損したり、使っているうちに自然と箱が破れたりしてしまう。一方、ミシン目が大きいと強度が上がる反面、切り取りづらくなるのです。 配送時や、使用時に必要な強度を保ちつつ、切り取りやすい。ミシン目のベストなサイズを求めるために、数ミリずつサイズの違う試作品をいくつも作って、輸送試験を繰り返しました。

カウネットモニカ事務局: 輸送試験とは具体的にどのようなことをするのですか?

  • 切込みの深さも細かく調整
    切込みの深さも細かく調整

豆柴さん(開発): 実際に商品を届ける時にはトラックで輸送するので、それを再現しました。個数も、1個から複数個までを想定し、大阪から東京までを往復。ミシン目のサイズがどの程度であれば、配送の衝撃に耐えられるか実験しました。同時に、切り取りやすさも検証したんです。 もう一箇所、折りたたんだ側面を固定するための「切込み」の深さも、調整に苦労しました。切込みが浅いと側面を差し込みやすい反面、外れやすい。逆に切込みが深いと外れにくい反面、差し込みにくい。こちらもミシン目同様に「ちょうど良い」深さを見つけるために、地道な努力を重ねました。

カウネットモニカ事務局: いくつもの細かな調整を経て、ようやく完成したのですね。

豆柴さん(開発): はい! 企画したモモンガさんが、カウネットモニカ会員の皆さんの声を懸命に拾い上げていたので、その熱い気持ちに応えたい、なんとかしたいと進めた開発でした。そうして完成した「高さが半分になる箱」の仕様が、特許出願に値したというのも、嬉しい結果です。後は、皆さんからの「使って良かった」の声が聞けたら幸せですね。

カウネットモニカ事務局: カウネットモニカ会員の皆さんの声を大切にして、既存商品の改善点を発見。さらに商品開発の途中でも皆さんの声を反映して完成した<輪ゴム 取り出しやすい変身BOX>。箱の高さが半分になる画期的なアイデアで、中身が減っても取り出しやすいという付加価値を新たに生み出しました。カウネットモニカではこれからも皆さんの声に耳を傾けて、よりよい商品づくりに努めていきます!

矢印

<輪ゴム 取り出しやすい変身BOX>の詳細・購入はこちらから!

カウネットモニカ会員の皆さんにご協力いただいた調査結果
活動レポート 「輪ゴム 取り出しやすい変身BOX」の商品モニターレポート
商品の購入はこちらから (別サイトが開きます)
カウネット(個人のお客様もご注文できます)
商品開発ストーリーを読んだ感想をお寄せください。
アンケートに答える

カウネットモニカ会員の皆さんと作った商品は、他にもたくさん!

商品開発ストーリー バックナンバーはこちらから ↓

商品開発ストーリーTOPに戻る