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<第18回>デスク下に貼り付けて、スペース不足を解消!

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Katazuk書類トレー
- 商品番号:4313-4816
デスク下のスチール引き出し面にピタッと付くマグネットトレー。手軽に収納スペースを増やせるので、月末月初の請求書や伝票処理など書類を多く取り扱う方におすすめ。デスクワゴン脇にも付けられます。文房具総選挙に入選しました。


私たちが担当しました!
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<企画担当>
好きなスポーツ:サッカー
コアラさん(男性)
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<開発担当>
好きなスポーツ:バレーボール
しまうまさん(女性)
<Katazuk書類トレー>ができるまで
カウネットモニカ会員の皆さんがここで商品作りに参加してくれました!


自席のデスク周りでよく聞く「作業スペースが足りない」 “お困りごと” を解決するべく誕生。通常の製造工程では難しい「水平に取り付ける」仕様の実現で、デスク下のデッドスペースが新しい収納スペースに早変わり! 企画・開発の両担当者が奮闘した、完成までの道のりをご紹介します。
お客様の職場訪問とアンケートから発覚した、デスク周りの “お困りごと” に着目!

カウネットモニカ事務局: <Katazuk書類トレー>を企画したきっかけを教えてください。
コアラさん(企画):
お客様への職場訪問とカウネットモニカ会員の皆さんからのアンケートから「デスクが狭くて、書類を置くスペースが足りない」という “お困りごと” が浮上したからです。
実は「デスクが狭い、デスク収納が足りない」という声は、それまでにもよく聞いていました。特に経理業務を行う方などから、「月次で発生する請求業務の際に、デスク上のスペースが足りなくなる」というお悩みを聞くことが多かったんです。
「デスク上のスペースが足りない」という “お困りごと” を抱えている方が数多くいる現状を、何とかして解決したい。どうしたらいいだろう、と自分自身のデスクを観察しながら考えるうちに、デスクの引き出しと、自分の足とのすき間が解決に役立つのではないかと思うようになりました。
見慣れた日常が “お困りごと” 解決の突破口に!
カウネットモニカ事務局: デスクと足のすき間ですか?
コアラさん(企画): はい。デスクの引き出しと、自分の太ももまでの空間がデッドスペースになっているのではと感じたんです。この空間をうまく活用できれば「デスク上のスペースが足りない」問題を解決できる。そう考えて、具体的な活用方法を検討しました。
カウネットモニカ事務局: 確かに、デスクの引き出しと足のすき間をデッドスペースととらえると、有効活用ができそうですね。そこから、どのように企画を進めたのでしょうか。
コアラさん(企画): カウネットモニカ会員の皆さんからのアンケート結果から、スチール製のデスクを使用している職場が多いことが分かっていたので、デスクの引き出し面にマグネットで貼り付けるトレーを設置してはどうかと考えました。いけそうだと思い、すぐにサンプルの作成に取り掛かりました。
ひらめきを形に。使いやすいベストなデザインを検証
カウネットモニカ事務局: 企画段階でサンプルを作ったのですね! 通常は開発に進んでからサンプルを作ると思っていましたが、企画の時点で具体的な形が決まっていたのでしょうか?
コアラさん(企画): いいえ。ですが、重視すべきポイントは決まっていました。一つは、デスクに対して水平に取り付けられること。もう一つは、書類が取り出しやすい形であること。
一般的な書類トレーは、デスクやデスクワゴンなどの横に貼り付けるものが多く、書類が取り出しやすいように傾斜がついています。ですが今回考えたトレーはデスクの引き出し面に取り付けるため、傾斜をつけるとトレーに入れた書類が落ちてしまう可能性がありました。そのため、まずはデスクと水平に取り付けるデザインであることが重要です。次に、デスクの下にトレーを貼り付けた状態でも書類が取り出しやすいように、取り出し口を設けました。
こうして作ったサンプルを持って、企画を提案。無事に開発へと進めることができました。
世にない新しい形の実現。試行錯誤の末たどり着いた最良の形
カウネットモニカ事務局: 企画の段階でサンプルができていたそうですね。開発はスムーズに進みましたか?
しまうまさん(開発): それが、なかなか難しかったです。コアラさん(企画)からサンプルを受け取り大まかなイメージはできたのですが、水平に取り付けるトレーは、世にない新しい形。どう実現するかが、大きな課題でした。
カウネットモニカ事務局: 開発はどのように進めたのでしょうか。
しまうまさん(開発):
まず、全体的な形を検討しました。ポイントになったのは、トレーをどのようにデスクに貼り付けるのか、接着面のデザインです。コアラさん(企画)が重視していた「水平に取り付けられること」はそのままで、必要な時に取り外してデスク上に置いた場合も邪魔にならない、すっきりとした見た目を意識しました。
次に、今回のポイントとなる「水平に取り付けられること」ですが、これがとても難しかったんです。
カウネットモニカ事務局: どう難しかったのでしょうか。
しまうまさん(開発): 「水平に取り付けられること」のためには、当たり前ですが、すべての角を直角にする必要があります。一見何でもないように思えるけれど、技術的にはとても難しいのです。いろいろ検討したのですが、生産ロットの問題もあり、機械作業ではなく、一つ一つ手作業で作ることになりました。作り手によって差が出ないよう、専用の器具を作ったり、直角に折り曲げるための温度や折り曲げた後に形を固定するための時間を検証したり。制作体制を整えるのも一苦労でしたね。
素材と厚み、貼り付け強度は実験を繰り返し、悩み抜いて決定
カウネットモニカ事務局: デザインと制作体制が整って、いよいよ完成でしょうか?
しまうまさん(開発):
いえ、トレー本体の素材と厚み、マグネットの強度など、細かな調整にも気を配りました。
デスクの引き出し面に貼り付けるので、万が一トレーが落ちては大変です。書類を入れてもたわまない適度な強度と、トレー本体の重みで落下しない重量、どちらもクリアできる素材を選び、厚みの異なるサンプルで問題なく使えるかの検証を行いました。
カウネットモニカ事務局: 「デスクが狭くて、書類を置くスペースが足りない」 “お困りごと” を、何とか解決したいとの思いから生まれた企画担当者のひらめき。これまでにない形の実現に試行錯誤した開発担当者。両者の粘りから生まれた<Katazuk書類トレー>は、先日行われた「文房具総選挙」にて「収納する部門」第2位に入賞しました。

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